軽躁状態とは?症状や対応法、日常生活で気をつけるポイントを解説
ホイミンは元気な時は凄い元気だし、
うつ期に入ると何にも出来ないことが多いわ
私が気を付けてるのは『軽躁状態』の時
見てると軽躁状態後は反動が来ることが多いの。
そうだね!僕も軽躁状態の時は
何となく気付いているんだけど、中々制御ができないんだ。
本人的には元気で活発だから、なんか助かってる気がするんだけど。
今回はその『軽躁状態』について説明していくよ!
こんにちは。
統合失調感情障害の当事者のぼくが、今回は「軽躁状態」についてわかりやすくお話しします。
軽躁状態は、統合失調感情障害や双極性障害の患者さんに見られることが多い症状です。
しかし、症状に気づかずにそのまま過ごしてしまうと、生活に支障が出たり、症状が悪化する可能性があります。
この記事では、軽躁状態の特徴や原因、日常生活での注意点を詳しく説明します。
ぜひ最後までお読みください。
軽躁状態とは?
軽躁状態は、躁状態(ハイテンションな状態)よりも軽い症状が特徴の精神状態です。
気分が高揚したり、エネルギーが増加したりしますが、日常生活を破壊するほどの極端な行動には至らない場合が多いです。
具体的には次のような症状があります。
軽躁状態の主な症状
- 気分が異常に高揚する
普段より楽観的になり、少しのことで幸せを感じることが増えます。 - エネルギーが増加する
睡眠が少なくても疲れを感じない、次々に新しいことを始めたくなるなどの行動が見られます。 - アイデアが次々と湧く
創造的になり、普段よりも新しいことを思いつきやすくなります。 - 社交的になる
人と話すことが楽しく感じ、普段より積極的に交流するようになります。 - 集中力の低下
気が散りやすく、いろいろなことに手を出してしまうことがあります。
このような症状は一見するとポジティブに見えるかもしれません。
しかし、実際には気づかないうちに身体や心に負担をかけてしまうことも多いのです。
軽躁状態と関連する疾患
軽躁状態は、以下のような精神疾患に関連することが多いです。
双極性障害
双極性障害は、気分の波が極端に変動する病気です。
軽躁状態は、双極性障害の「躁エピソード」の軽い形として現れることがあります。
統合失調感情障害
統合失調感情障害は、統合失調症と気分障害が混在する疾患です。
軽躁状態は、この疾患の気分障害部分に含まれることがあります。
どちらの疾患も、適切な治療やサポートが必要です。
軽躁状態がもたらす影響
軽躁状態の影響は、ポジティブなものとネガティブなものが混在しています。
ポジティブな影響
- 仕事や学業でのアイデアや集中力が一時的に向上する。
- 人間関係が活発になる。
ネガティブな影響
- 睡眠不足や体調不良を引き起こす。
- 金銭的トラブルや人間関係の摩擦が生じる。
- 症状が悪化して躁状態やうつ状態に移行するリスクがある。
軽躁状態のポジティブな面を生かしつつ、ネガティブな影響を最小限に抑えるための対策が重要です。
軽躁状態への対応方法
軽躁状態に気づいたら、早めに対応することが大切です。
医療機関での治療
- 精神科や心療内科を受診する
専門医に相談することで、適切な治療が受けられます。 診断に基づいて、薬物療法やカウンセリングが行われることがあります。
日常生活での注意点
- 規則正しい生活を心がける
睡眠時間や食事のリズムを整えることで、症状の安定化を目指します。 - ストレスを軽減する
リラックスできる趣味や、軽い運動を取り入れてみましょう。 - 周囲に協力を求める
家族や友人に症状を理解してもらうことで、サポートを受けやすくなります。 - 記録をつける
気分や行動の変化を日記に記録することで、症状のパターンが把握しやすくなります。
ぼくは普段、睡眠薬飲まないんだけど、
軽躁状態で頭が忙しくて眠りにくいときは、
お薬の力を借りて寝てるよ。
寝ないのが一番反動が大きいからね。
それでも眠れない日がある。
そんな次の日は、無理せずお仕事休んでるよ!
軽躁状態の予防策
軽躁状態を予防するためには、日常生活でのセルフケアが重要です。
- 十分な睡眠をとる
睡眠不足は症状を悪化させる可能性があります。 - バランスの取れた食生活を送る
栄養不足が気分の変動に影響を与えることがあります。 - 適度な運動をする
軽い運動はストレス解消や気分の安定に役立ちます。 - ストレス管理を徹底する
マインドフルネスやヨガなど、自分に合ったリラクゼーション法を試してみましょう。
ぼくは、瞑想したり(ホイミスライムだけにw)
ストレッチを取り入れてるよ。
夏時期は朝ウォーキングしてたんだけど、
最近は寒いから、無理せずに室内のストレッチに変えたよ!
家族の方が心がけること
軽躁状態の患者さんをサポートする家族の役割はとても重要です。
以下のポイントを参考に、適切な支援を心がけましょう。
- 症状を理解する
軽躁状態の特徴や患者さんの状態をよく知り、無理に行動を止めるのではなく、適切なサポートを考えましょう。 - 冷静な態度を保つ
患者さんが興奮しているときも、感情的に対応せず、落ち着いた態度で接しましょう。 - 生活リズムを一緒に整える
規則正しい食事や睡眠を促すサポートを行うと、症状の安定に役立ちます。 - 危険行動を防ぐ
過度な買い物や無謀な計画に気づいたら、さりげなく制止し、後で冷静に話し合いましょう。 - 適切な治療をサポートする
医療機関への受診を促したり、通院に付き添うことで、治療がスムーズに進むよう助けましょう。 - 無理をしない
家族自身もストレスを抱えすぎないよう、必要に応じて専門家に相談したり、支援団体を利用することを検討しましょう。
家族が患者さんを支えることで、軽躁状態の悪化を防ぎ、安定した生活の実現に繋がります。
わたしも対処に困ったりする時があるの。
でも、根気よくのんびりとやっていってるわ!
まとめ
軽躁状態は一見するとポジティブな面が目立ちますが、適切なケアを怠ると心身に負担をかけることがあります。
統合失調感情障害や双極性障害の患者さんだけでなく、周囲のサポートも重要です。
この記事が、軽躁状態についての理解を深める助けとなれば幸いです。
日常生活で少しでも不安を感じたら、無理をせずに専門家に相談してください。
心の健康を第一に、穏やかな毎日を過ごしていきましょう!
病気とうまく付き合って、一緒に乗り越えていこうね!
『ベホマズン✨』
では、また次回!
キーワード
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